ニーズに合わせた治療方法
ニーズに合わせた治療方法
親知らずは歯列のなかで最後に生えてくるという性質上、限られたスペースから成長しようとします。そのため、スペースが不十分だと横向きに生えたり、完全に埋まっていたりと、さまざまな生え方をします。
医療法人社団横浜駅西口歯科では、親知らずの抜歯について専門的な知識と技術をもった歯科医師が在籍しています。患者さまの親知らずの生え方を把握し、あらゆるケースに応じて適切な治療方法を選択し、安全に抜歯します。
親知らずの生え方
横向きタイプ
右の症例写真は、親知らずが横を向いて埋まっています。隣の歯が虫歯になったり、清掃性が悪いために炎症を起こして腫れてしまったりするリスクが高く、抜歯をした方が良いケースです。
黄色い線は、神経の通っている管を示します。親知らずと神経が近い場合はCT撮影をして、安全のために位置関係を確認します。
水平埋伏歯
水平埋伏歯とは、完全に横向きに生えている歯のことを言います。真っすぐ生えている歯よりも抜歯が難しい状態です。水平埋伏歯を抜歯するためには、歯肉を切開してめくり上げ、歯の頭の部分と骨の一部分を削り取り、分割しながら処置をします。
神経が近い横向きの親知らずの抜歯
画像の黄色い二重線で描かれた部分には、下歯槽神経という下唇と下の歯の感覚の神経が通っています。神経が近いうえに親知らずの根が曲がっており、抜歯が困難なケースです。
親知らずと神経が近接していると、術後の神経麻痺のリスクが高まります。安全に抜歯するためにCT撮影をして、神経と親知らずの位置関係をしっかり確認してから治療をします。術後の神経麻痺などはなく、経過は良好です。
ニーズに合わせた治療方法
医療法人社団横浜駅西口歯科では、患者さまのご希望があれば親知らずの抜歯を1日で4本処置することが可能です。抜歯が苦手で一度にまとめて処置したい方や、忙しくて来院回数をできるだけ少なくしたい方などにおすすめです。
当日抜きたい
基本的に入院する必要はなく、日帰りで処置を受けることができます。
一般的に初診では親知らずを抜歯する説明を行ない、同意を得たうえで2回目以降に抜歯します。
当院ではできるだけ通院回数を減らし、スムーズに行えるように、初診当日に説明、同意、抜歯まで可能です。初診当日の抜歯をご希望される患者さまは、ご予約時にその旨をお伝えください。
しかし、患者様の当日の健康状態や、治療後に抜糸するために来院できない等のご事情、または下記のような症状をお持ちの患者さまは、抜歯が後日になる可能性もあるため、既往歴のある方は必ずお薬手帳をご持参ください。
糖尿病、高血圧、骨吸収抑制薬投与中、感染性心内内膜炎のハイリスクの方
免疫抑制剤投与中、血液凝固阻止剤投与中、舌下免疫療法をされている方（シダキュア、ミティキュア）
数本まとめて抜きたい
抜歯したい親知らずの本数に応じた治療のご相談も受け付けております。
複数本であっても、治療しやすいケースであればまとめて抜歯できる場合もありますので、可能な限りご希望の形で治療プランを作成します。
まとめて4本抜歯の特徴
・抜歯の恐怖やストレスが、一時的なもので済ませられる
・治療回数が少なく、忙しい方でも処置を受けられる
・基本的に日帰り
まとめて4本抜歯する際の麻酔方法
通常の局部麻酔
簡単な抜歯の場合、4本とも局部麻酔で抜くことがあります。
静脈内鎮静法
静脈内鎮静法とは、点滴で眠くなるお薬を投与してリラックスした状態で処置を受けられる方法です。抜歯の恐怖心が強い方などに、非常に有効的な麻酔方法です。全身麻酔と違い、人工呼吸器ではなく酸素吸入で処置ができます。
他院で断られた
親知らずの抜歯を断られる理由としては、医師が口腔外科の出身でないために技術的に困難である、親知らずを抜くリスクが高い、親知らずを抜かない方がよい、といったものが挙げられます。
当院には、他院で親知らずの抜歯を断られた方が多くいらっしゃいます。他院で断られた理由としては、技術的な問題と思われるケースが非常に多くみられます。なかには、全身的なリスクや出血のリスクなど、病院などの全身麻酔環境下で行なった方が良いケースもあります。しかし、「神経が近いから」「抜歯をするのがとても大変な症例」と他院で言われたケースのほとんどは、当院で問題なく抜歯できています。
他院で親知らず抜歯を断られてお困りの方も、お気軽にご相談ください。
